環境保護、クリーンエネルギー、海洋保護などの社会問題は、持続可能な未来を作るための鍵であり、日米ともにこれらのテーマに注力しています。例えば、日本では菅全首相が「2050年までにカーボンニュートラルを実現する」と宣言しました。米国では、バイデン大統領が、2035年までに炭素汚染のない電力を実現し、2050年までにネットゼロの経済を発展させることを目指しています。
これらの目標は、両国が気候問題に高い関心を寄せていることと相まって、日米協力には必要不可欠な分野となっています。しかし、これらの課題に対する協力や連携を実現するためには、政府の合意やリーダーシップだけでなく、両国の環境系のイノベーターたちの多大な関与や貢献が必要となります。さらに、政策だけでなく、科学やビジネスにも焦点を当て、これらの分野のリーダーを結びつけることも非常に重要です。
そのため今回はアメリカ大使館の支援の元、本プログラムでは、OIST財団とVCT、そしてOISTの総力を結集して、学術、産業、政策の間に存在する大きな溝を埋め、両国の社会イノベーターの効果的な連携を促進します。
日米間の政策やビジネス関係のみに焦点を当てた対話は数多く存在しますが、本プロジェクトは、政策やビジネスと科学を結びつけ、イノベーティブでユニークなプログラムを提供することで、両国間の相互関係を促進しイノベーターがグローバルに活躍することを後押しすることを目的としています。
実施期間予定:2022年4月~12月
プログラム内容:
※トレーニングセッションやワークショップの講師陣営は随時公開予定
使用言語:日本語+英語(日本語通訳あり)
参加費用:無料
※ワークショップ参加の為の渡航費用(実施予定地:東京までの国内移動費など)はプログラムでカバー
トレーニングセッション (ネットワーキング & ワークショップ含む)
公開セミナー(ネットワーキング含む)
Venture Café Tokyo は“Connecting Innovators To Make Things Happen”をミッションに掲げ、起業家や起業を志す人、投資家、研究者等、多様なイノベーター達が集い、繋がり、これまでにないイノベーションを社会に対して生み出すコミュニティです。Venture Caféは米国東海岸のイノベーション拠点であるCIC(Cambridge Innovation Center)の姉妹組織としてイノベーションの第1歩目を踏み出す支援のために2010年にボストンで設立されました。毎週木曜日に開催しているフラッグシップ・プログラムであるThursday Gatheringでは、様々なセッションを通じてイノベーター達はイノベーションを加速させる学びや刺激、そして新たな出会いを得ることが出来ます。
沖縄科学技術大学院大学財団は沖縄科学技術大学院大学(OIST)における科学技術研究及び関連プログラムの向上と結びつきの強化を通して、世界規模での科学の飛躍的な発展を促進すること、また、OISTを通じてアメリカ人に沖縄の継続的発展を自発的に支援し、日米係を深める為の力を与えることを使命としています。本財団はニューヨークを拠点とする非営利団体であり、2019年11月に創立されました。
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は科学分野の5年一貫制博士課程を置く学際的な大学院大学です。OISTは、国内外から優れた研究者を集めて質の高い研究を行い、世界レベルの研究拠点の形成を推進し、沖縄における技術移転およびイノベーションを促進する知的クラスターの核となることを通して、世界の科学技術へ寄与するために日本政府の主導により創設されました。
担当:Lisa Fujise (Venture Café Tokyo, Program Manager), David Janes (OIST Foundation, President)、
メールアドレス:US-JAPAN-ENVIRONMENT-INNOVATION-PROGRAM@venturecafetokyo.org