ABOUT THE SESSION
本セッションは、AIやロボティクスなどの次世代産業を担い手を育成する教育として注目されているSTEAMの可能性を探るパネルトークの、第4回目となります。 第1回は、宇野常寛氏(PLANETS誌編集長)、宮野公樹氏(京都大学学際融合教育研究推進センター准教授)がSTEAM教育に切り込み、これまでの分野融合型理工系教育との違いを主張するためには本質論が必要なのではないか?という問題提起がなされました。 第2回では、占部まり氏(内科医・宇沢国際学館代表取締役)、川野泰周氏(精神科医・臨済宗建長寺派林香寺住職)が、STEAMのA(Art)を中心にSTEAMに必要な本質論を深堀り、今後の科学技術に必要な本質は、「余白」に対する東洋的な感性に類するものではないかという仮説が提案されました。 第3回では、新潟県津南町町長の桑原悠氏、茨城県つくば市副市長の毛塚幹人氏が、STEAMの地方での展開可能性を議論。独自に教育大綱を整備してSTEAMを取り入れたつくば市を例に、地方が独自に教育のフィロソフィーを設定する余地があること、地元の人々とのフィロソフィーの共有が重要であることが共有され、各地方の特色を引き出すような形でSTEAMを受け止める可能性が示されました。 今回の第4回では、「国際女性デー」の特別セッションとして、ロボティクス分野の起業家であり母としての顔も持つ宇井吉美さん、プロジェクトベースで組織を飛び越える働き方を経産省から発信する杉山実優さんをお呼びし、STEAM×女性をテーマにパネルトークを行います。STEAMと働き方のトップランナーともいえるお二人は、STEAM×女性にどのような可能性を見出すでしょうか?学び方や働き方だけでなく、人生という大きな観点から、STEAMの可能性を模索していきます!
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March 4, 2021