※本セッションは、ハイブリッドセッション(現地参加+オンライン視聴)です。オンライン参加ご希望の方は本ページから事前登録(上記)、現地参加をご希望の方はこちらから事前登録をお願いします
会場 | Venue : なごのキャンパス
概要 | Description :
円安、インフレ、エネルギーや食の自給率。
産業革命(動力の利用)やグローバル化により「進歩」した私たちの生存基盤としての食の前提認識は、これからの国際情勢や自然・社会環境の変化の中でその修正を余儀なくされるところまでに来ていると言えます。
それは、名古屋の歴史ある食としてのきしめんについても言えることでしょう。
一杯のきしめんの背景には、その歴史、原材料の調達と生産、飲食店としての経営と継承など、様々な背景、そして食文化としての特徴や楽しみがあり、すべてでわたしたちの心と胃袋を満たしてくれます。
今回は、ナゴヤのソウルフードの一つとも言えるきしめんを単なる1つのメニューとしてではなく、多面的に掘り下げて考えることから、これからの食、そして認識のあり方、その課題解決のための視点や道筋について提起し、みなさまとディスカッションする機会にしたいと思います。
【登壇者(Presenters) ※順不同】
宮田 久司 氏 (Hisashi MIYATA)
= 合同会社久悦、Meets Nakasendo合同会社|代表社員
岐阜県中津川市出身。美しい付知峡の自然や、桃山茶陶で知られる美濃焼の産地に触れる環境で幼少期を過ごす。当時から、自然・文化といった人類の資産と社会との関わり、そして社会的慣習と教育のあり方に疑問を持って過ごし、学生時代に大前研一氏の主宰する政策学校一新塾に入塾。その後、自治体の観光・産業振興部署に勤務し地域づくりに関わったのち、紆余曲折を経てフリーランスとして独立。2020年にコンサルティングに特化した合同会社久悦と地域振興の実践を進めるMeets Nakasendo合同会社を設立。これまでの経験を生かし、観光地域経営、飲食文化の調査研究と振興、国際間の観光・文化プロモーションに関する活動を続ける。
藤井 潔 氏 (Kiyoshi FUJII)
= あいち豊田農協営農相談課 専門技術員
1957年岡崎市生まれ。大学卒業後の1979年に愛知県職員となる。以降30年間にわたり農業総合試験場で主として稲と小麦の品種改良を担当する。愛知県の主要な小麦品種となった「きぬあかり」や、東海地域で初めてのパン・中華麺用品種「ゆめあかり」の開発チームリーダーを2000年から9年間務めた。水稲の品種改良では、いもち病など病気や害虫に抵抗力があり、農薬を減らせる美味しい品種の育成に従事した。愛知県退職後、稲、麦、大豆の種子生産の事務局に勤務し、きぬあかりなどの種子生産の技術アドバイザーを務めた。農学博士。
衣笠 太門 氏 (Tamon KINUGASA)
= うどんや太門の中の人 | 星が丘製麺所店主(株式会社KITT代表取締役)
2000年からうどんの仕事をスタート。うどんの勉強をしながら、香川、東京、ニューヨーク、大阪、広島、高知、名古屋、宮城、大阪、横浜と転々とし、2012年名古屋で”うどん屋太門”をオープン。「きしめんが好きになる人達はたくさんいるはず。」と、2022年5月、名古屋の人気うどん店・2店でタッグを組み、名古屋の星が丘テラスにあるTHE KITCHENで麺類専門店「星が丘製麺所」をオープン。最新冷凍技術と出会い伝統的な名古屋の手打技術を落とし込み、いつでもどこでも美味しいきしめんが食べられるを開発。きしめんエバンジェリスト。ハイパーうどんクリエイター。
※店舗の状況によって、登壇できない場合もございます。ご了承ください。
【モデレータ-(Moderator)】
宮原 知沙 氏 (Chisa MIYAHARA)
= NAGOYA CONNÉCT Program Lead | フリーランス
三重県紀北町出身。大学で建築を学ぶ。大学周辺のまちづくりに関わる中で、自分が暮らすまちのことを自分たちで考えるまちづくりに興味を持ち、行政系コンサルタント会社に就職。地方創生の流れの中で「若者とつながりたい地域」と「若者」のズレやセクターを超えた取組の必要性を感じ、2017年、名城大学社会連携センターの設立と同時にコーディネーターとして着任。2022年4月からフリーランス。学生と共にアントレプレナーシップを学ぶ中で、自分の変革の必要性を感じ、自分を見つめ直し中。現在、“自分を開発する“を体感するためボイトレにチャレンジしている。