※本セッションは、ハイブリッドセッション(現地参加+オンライン視聴)です。オンライン参加ご希望の方は本ページから事前登録(上記)、現地参加をご希望の方はこちら(Peatix)から事前登録をお願いします
※Please note this session is a hybrid session meaning you can participate either in person or online. If you’d like to participate in person, please pre-register yourself here (Peatix). (For online participation, you can pre-register yourself in this page.)
主催者 | Organizer:(一社)日本室内空気保健協会
現地会場 | Venue:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15F)
概要 | Description:
テーマ
「環境アレルギー」を知ると未来がみえる
近年の日本では、花粉やダニなどによる鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー患者が、国民の2人に1人いると言われて国民病とも呼ばれるほど、社会問題化している。世界アレルギー機構(WAO)の調査※1によると、世界中で約3億5千万人が喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患を患っており、これは世界の人口の約4.5%に相当し、先進国ほど罹患率が高いようだ。
アレルギー疾患数は世界規模で短期間に急増している中、大きな課題になっているアレルギー症状は、遺伝性と後天性のうち、環境が原因で後天的に発症する環境アレルギーであることを知っているだろうか。
セッション1では、環境アレルギーの今を知るべく、住環境由来のアレルギー専門家やアレルギー患者自身からSDGs観点からの問題提議と貴重な知見を得ていただきつつ、参加者の皆様と共に考える時間にしたいと思う。
セッション2では、多様なバックグランドを持った方々に、この課題を解決するための技術、自由なアイデアやビジネスプランをアウトプットする場「第三回テクノロジー×空気=クリーン、あなたのアイデアで」を紹介することで、課題解決のアクションに多くの方々を巻き込んでいくことを目指す。
こんな方におススメ:
環境アレルギーを初めて知る人
ESGへの取り組みに関心のある企業関係者や技術・研究者、起業家、
自治体、投資家、NPO関係者など
学生
【セッション1】 16時30分~17時15分
【タイトル】
「『環境アレルギー』を知る」
【内容】
本セッションでは、環境アレルギーの患者をみた当事者でもある専門家たちと共に、環境アレルギーの現状、課題を把握できる。
登壇の加藤美奈子は、環境アレルギーに悩まされた当事者で、元看護師で重度の喘息児の育児経験がある。アレルギー情報が不十分であった当時、担当医だけが頼りだった。その指示に従い、薬を内服させ布団の掃除をしっかり行った。その反面、目に見えないダニと戦い続けたため、布団に対し神経質になったようだ。10年を超える実体験を経て、環境アレルギー症状を悪化させない、また患者数を増やさないために、生活環境を改善する必要性に気づいた今、空気質改善教育事業やエコシステムの形成目的で、空気に特化した協会を設立し運営している。
登壇の塩田忠則は、布団クリーニング業を営む傍ら、環境アレルギーアドバイザー支援ネットワーク支部会会長を務め、全国の環境アレルギー患者や支援団体、サポート企業など幅広く交流する塩田氏と共に、環境アレルギーの現状をお伝えする。
【登壇者略歴】
コンテスト主催者
加藤美奈子 /(一社)日本室内空気保健協会 代表理事
元看護師。重度の喘息児の育児経験あり。子育ての悩みがきっかけで、分かち合う仲間を求め子育て支援団体の設立および環境アレルギー啓発団体の設立、さらに大学で環境アレルギーの非常勤講師になり、室内空気質調査事業をスタートさせ、2年前にエコシステムの形成目的で空気に特化した協会を設立。
塩田忠則 / 環境アレルギーアドバイザー支援ネットワーク支部会 会長、(一社)日本室内空気保健協会 理事
布団クリーニング業を営む傍ら、環境アレルギーアドバイザー支援ネットワーク支部会会長を務め、全国の環境アレルギー患者や支援団体、サポート企業など幅広く交流中。
土屋俊博/ファシリテーター (一社)スマートシティ社会実装コンソーシアム コミュニティマネージャー
電機メーカーに入社後、経営企画部門にて新事業企画や法人設立・関係会社管理業務に従事。 2019年より内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局でスマートシティ政策の立案を担当。2022年6月から(一社)スマートシティ社会実装コンソーシアム事務局として地域課題解決に資する新サービスの創出に取組む。
【セッション2】 17時15分~18時
【タイトル】
「未来が求める住環境」
【内容】
本セッションでは、参加者が環境アレルギーの原因である室内環境問題、特に室内空気汚染物質が原因で健康被害になる人を減らすアクションにつなげてもらえることを目指している。
多様なバックグランドを持った方々にこの課題を解決するための自由なアイデアやビジネスプランを寄せられる場として開催される「第三回テクノロジー×空気=クリーンあなたのアイデアで」を紹介する。
第一回の同大会 グランプリ 受賞者、審査員、大会長を迎え、受賞者がアイデアの段階から社会実装までの取り組み事例を紹介するとともに、未来に求められる住環境についてトークセッションを繰り広げる。また今年のコンテストの応募概要の発表が行われる。
【登壇者の略歴】
建築家 新井かおり /第一回コンテストグランプリ賞受賞者 (一社)サーキュラーコットンファクトリー(CCF)建築チーム 一社)サーキュラーコットンファクトリー(CCF)建築チームメンバー、Atelier Bio一級建築士事務所代表。
CCFは、繊維ごみの約8割が焼却または廃棄されていることから、リサイクル率の高い紙に変え「繊維の循環システム」の社会実装を目指している。繊維ごみと古紙からつくられたこの壁紙は、建築の資源として循環するだけでなく、高い調湿性を持つ建材として私たちの暮らしを豊かにするものである。
https://www.circularcottonfactory.jp
コンテスト審査員
連健夫 /JCAABE(一社)日本建築まちづくり適正支援機構
建築家、1956年京都市生まれ。東京都立大学大学院修了の後、建設会社10年間勤務、1991年渡英、AAスクール留学、AA大学院優等学位取得の後、同校助手、東ロンドン大学講師を経て1996年に帰国。連健夫建築研究室を設立し建築活動の傍ら、早稲田大学、芝浦工業大学で非常勤講師を務めている。また港区登録まちづくりコンサルタントとして街づくりにも関わっている。事務所は港区赤坂。
コンテスト大会長
大江晃正 /(株)パリッシュホームサービス代表取締役
清掃業が専門。環境アレルギー予防を啓発している。そのきっかけは、エアコン清掃である。汚れを放置すると健康被害に繋がる。弊社の目標は、清掃を通じて快適で健康被害低減の住空間を提供し、環境・人体・資産(建物や機器)を守ることである。愛知県在住。
https://top.polishhomeservice.net
コンテスト事務局長
加藤美奈子/ファシリテータ―(一社)日本室内空気保健協会 代表理事
※1参考文献:
World Allergy Organization. (2018). World Allergy Organization White Book on Allergy: Update 2013.
https://www.worldallergy.org/UserFiles/file/WhiteBook2-2013-v8.pdf