オランダ・アムステルダムを拠点に活動するデザインプラットフォームWhat Design Can Doはイケア財団とパートナーシップを締結し、気候変動に関する3回目のチャレンジプログラム「ノー・ウェイスト・チャレンジ(No Waste Challenge)」を2021年1月12日よりスタートさせました。このチャレンジは、東京を含む世界6都市の廃棄物の問題にフォーカスし、廃棄物と消費主義の気候変動への影響をテーマとする国際的なデザインコンペティションです。
私たちの地球は廃棄物で溢れています。毎年、地球上で21.2億トンという膨大な量の廃棄物を生んでいます。このままの状態が続けば、世界の廃棄物は2050年までに現在より70%も増えると予測され、社会や環境が抱える課題の深刻化が懸念されています。いま求められるのは、現在の生産や消費行動によって引き起こされる温室効果ガスの排出量削減です。では、どのようにすれば消費者に気づきを与えられるのか。どのようにすれば人類や地球のために物を生み出したり、廃棄物に責任を持って処理できるでしょうか。「ノー・ウェイスト・チャレンジ」では、廃棄物を減らし、現在の生産と消費のサイクルを見直す、さまざまな規模でデザイン主導型の革新的なアイディアを募集しています。
今回のトークセッションでは、WDCDの過去のチャレンジプログラムの受賞者をゲストに招き、気候変動や環境に対する課題やアイディアの着想、それを社会に実装させていくまでの経験を共有します。そしてこの共有が「ノー・ウェイスト・チャレンジ」への実践の機会につながることを期待しています。
●What Design Can Do Tokyo
https://whatdesigncando.jp/
●What Design Can Do
https://www.whatdesigncando.com/