ABOUT THE SESSION

「スタートアップ創出元年」とされた2022年。文部科学省は早い段階でアントレプレナーシップに触れる機会を設け、将来起業が選択肢の一つとなり、社会課題の発見や問題解決を考える機会を増やすことが重要であるとしています。しかし、日本の高校生における「将来起業しようと考えている人の割合」や、「起業家の知り合いがいる割合」は主要7カ国の中で最低ランクとされています。「起業」がキャリアとしての選択肢に上がるためにも、今後どのようにアントレプレナーシップ教育を進めて行くかが鍵となります。本セッション前半では、名古屋市のアントレプレナーシップ教育の事例をご紹介いただき、後半では名古屋市経済局や、高校生などとパネルディスカッションをしながら、アントレプレナーシップ教育の創り方への知見をともに深めましょう。

【登壇者(Presenters) ※順不同】

鷲見 敏雄 氏(Toshio SUMI)

=名古屋市 経済局 イノベーション推進部 スタートアップ支援室長

名古屋市入庁後、市立大学勤務を経て、経済局において産業振興に取り組む。インキュベーション施設や産学連携事務に従事、ロボカップ2017名古屋世界大会を機に社会実証などロボット・AI関連施策を推進。2018年には、「なごやイノベーション戦略」を立案、中部経済連合会との連携による「NAGOYA INNOVATOR'S GARAGE」や「なごのキャンパス」の開設に関わる。現在、スタートアップ支援室の初代室長として、国に選定されたスタートアップエコシステム「グローバル拠点都市」の事務局を担うとともに、各種スタートアップ施策、社会実証支援事業を推進。

飯田 一弘 氏(Kazuhiro IIDA)

= ミテモ株式会社 取締役 プロフェッショナル・ファシリテーター ワークショップデザイナー LEGO® SERIOUS PLAY®認定ファシリテーター 青山学院大学 ワークショップデザイナー育成プログラム 修了 早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了 東京大学法学部卒業

2000年東京証券取引所に入社。2013年より、日本取引所グループ広報・IR部において、投資教育と起業教育に従事。2014年より、中高生を主要なターゲットとする体験型の起業・経済教育プログラムである「JPX起業体験プログラム」を立ち上げた。2016年よりミテモ株式会社にて、企業研修プログラムやワークショップの企画開発・ファシリテーションを担当。2019年より、取締役に就任。ミテモでは、横須賀市・宮崎県・名古屋市で体験型の起業教育事業を企画・運営した実績がある。名古屋市では、2021年・2022年に「スタートアップ・ユースキャンプ」の企画・運営をおこなった。

原田 叡心琉 氏(Emiru HARADA)

= 享栄高等学校1年生

幼少期に右脳教育のインターナショナルに通い、夜中にうなされる姿を見た両親が学習法に疑問を持ち、小学生前にモンテッソーリ教育に変わったが、教育内容を理解しないまま小学生に上がり、周りの環境の変化についていけず、学習環境に慣れないまま小学生活を送る。私自身が自由に学べる環境を欲したが、義務教育では決められた学習プログラムに決められた行動に疑問を感じ、学びたいことを自由に学べる場を作りたい、子どもたちに学び場を提供していきたいという思いからスタートアップユースキャンプに参加しました。軽い気持ちから参加したのですが、周囲の熱意もあり起業を決めました。

【モデレータ-(Moderator)】

粟生 万琴(Makoto AOU)

= Venture Café NAGOYA CONNÉCT Program Manager|なごのキャンパス 企画運営プロデューサー|株式会社LEO 代表取締役

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October 28, 2022