「子どもを産むってどうなんだろう?」「子育てしたらキャリアは止まる?」「どうやって子育てと仕事を両立しているの?」
子どものいる暮らしは子どものいない人やこれから働く若者にとっては未知の世界ですが、多くはそのまま突入していきます。また、子育てについて知識として理解することと当事者になった現実とのギャップはとても大きいだろうと想像します。少子化対策がスタートして30年になりますが、子育てしやすい社会になっているのでしょうか。子育てしながら働く人たちが働きやすい職場になっているのでしょうか。なっていないとするとどんなことから取り組んでいくと良いのでしょうか。
今回は、ご自身も子育てしながら、家庭・会社・地域、それぞれの現場で、子育てするパパ・ママが生きやすい社会づくりに取り組む方々と、絶賛育休中のママをお招きし、子育てとキャリアのリアルを伺いつつ、もっと子育てしやすく、子育てしながら自分らしいキャリアを実現することが当たり前の社会をつくっていくことについて対話ができればと思います。これからパパ・ママになる方や、そんな仲間を持つ企業の方、子育てしやすい地域づくりに取り組む方など、立ち位置の違う色々な方と一緒に考えたいと思います。
【登壇者(Presenters) ※順不同】
田口 さおり 氏(Saori TAGUCHI)
= 一般社団法人ママライフデザイン研究所 代表理事
高校生の母。転居、不妊、出産、子育て・更年期障害など、女性のライフステージの変化に伴い働き方を模索し、15年前よりパラレルキャリアをスタート。これまでの様々な経験と自身のキャリアを活かし「子育て中であっても、女性が自分らしさを大切に、生きがいを持って暮らせる社会の実現」のため、女性の多様な生き方・働き方を支援するママライフデザイン研究所を設立。愛知県北名古屋市を拠点に、産官学連携のまちづくり事業やセミナー、イベントなどを企画・運営。自分らしいライフデザインを描く足がかりとなるノート講座やコミュニティの運営にも携わり、女性の生き方・働き方にまつわる講演にも数多く登壇。自治体協働事業の女性相談も受託し、学生から子育てに区切りがついた世代まで幅広い層の相談に対応。
菅沼 美久 氏(Miku SUGANUMA)
= 株式会社トライエッティング 取締役副社長兼COO(最高執行責任者)
静岡県出身。南山大学大学院国際地域文化研究科修士課程修了(スペイン哲学)。2016年、知能業務の自動化を支援するAI会社を共同創業、取締役副社長兼COOに就任。創業以来、管理部門を管掌。私生活では、1歳児の母。産休・育休をほぼとらずにフルタイム復帰。1年間、家庭保育での育児とリモートワークでの仕事を両立する大変さを実感。改めて女性が、仕事も育児もどちらも選択でき、自分らしく生きるためにはどうしたらよいのか模索中。
【モデレータ-(Moderator)】
宮原 知沙 氏(Chisa MIYAHARA)
=フリーランス、名城大学社会連携センター 社会連携アドバイザー
東海地域に根差した行政系シンクタンクに就職。幅広い分野の計画策定・調査業務に携わる。その中で「若者とつながりたい社会」と「若者」のGAPに課題を感じ、2017年4月、名城大学社会連携センターの設立と同時にコーディネーターとして着任。若者のやってみたい!を応援するshakeアクセラレーションプログラムDRAFTの運営や、社会人と大学をつなぐ公開講座の企画運営などに取り組む。現在、“自分だけがもっているものを探求する“”学ぶ“ということを見つめなおすためボイトレにチャレンジ中。