なぜ大学に行くのか?学び直すのか?
〜これからの時代を生きる人の学び・大学〜
今、なぜ大学に行くのか?なんのために、何を学ぶのか?学び直すのか?
STEAM 教育、リベラルアーツ教育 、数理・データサイエンス・AI教育、課題解決型教育、グローバル化への対応、キャリア教育、 起業家教育、リカレント教育の充実・・・
社会が大きく変化し、大学への期待が多様化する中で、これからの時代を生き抜くための”社会人の学び直し”ニーズが高まっている中で、各地で新しい大学・学部の創設、教育内容の変革が起こっている。今回は、理論と実践、研究と実業、大学と企業・社会など、いろいろな境界を往還し、多様なバックグラウンドを持ちながら新しい学びの創出に取り組んでいる教員や、新しい大学の創設に取り組まれている方をお招きし、「これからの学び・大学」について対話し、考える機会とします。
【登壇者(Presenters) ※順不同】
鈴木 秀和 氏(Hidekazu SUZUKI)
= 名城大学情報工学部准教授
1982年、愛知県豊田市生まれ。2009年、名城大学大学院理工学研究科電気電子・情報・材料工学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。2010年に同大学理工学部情報工学科助教に就き、2015年より准教授。東北大学電気通信研究所共同研究員、名古屋大学未来社会創造機構特任准教授を兼務するほか、シビックテック活動、技術系コミュニティやイノベーション創出活動の運営など、多岐に渡って活躍。2017年から正課外活動として「ITエンジニア育成プロジェクト」をスタートし,ITエンジニアから最新のITスキルを学べる機会を学生へ提供.その成果を反映して2022年に始動した情報工学部において、次世代の情報エンジニアを育成している。
井上 博成 氏(Hironari INOUE)
= 一般社団法人飛驒高山大学設立基金 代表理事
平成元年(1989年)生まれ。岐阜県高山市出身。東日本大震災をきっかけに地域の新しい価値を感じ、出身地である高山市と京都大学との間で2014年~自然エネルギーに関する研究開始をきっかけに高山市へ戻るようになる。京都大学大学院経済学研究科博士課程研究指導認定退学。主な研究領域は自然資本と地域金融。自然エネルギーを研究⇔実践する中で、飛騨高山小水力発電㈱を設立。その後、各地に法人を設立しながら全国各地で小水力発電の事業化を行う。木質バイオマスを研究する中でエネルギー利用のみならず、木材そのものの利用に高い関心を持ち、飛騨五木㈱の立ち上げや、金融視点から東海地方で当時唯一の管理型信託会社である、すみれ地域信託㈱の設立など理論と実践とを日々往復している。
粟生 万琴 氏(Makoto AOU)
= Venture Café NAGOYA CONNÉCT Program Manager|なごのキャンパス 企画運営プロデューサー|株式会社LEO 代表取締役
エンジニアとしてソフトウェア開発に従事した後、事業会社にて2012年TECH系カンパニー 女性初の役員に就任、社内ベンチャーを立ち上げ事業分社、産官学連携スタートアップの起業支援に従事。2016年 関西発AIベンチャー、株式会社エクサインテリジェンス(現 株式会社エクサウィザーズ)取締役として創業を経て、第2創業 株式会社LEO 代表取締役。三重県菰野町にAOU_no_MORI CO-CREATION SPACEをOPEN。
名古屋駅前の廃校になった小学校 次の100年をつくるインキュベーション施設「なごのキャンパス」プロデューサー、ZIP-FM「Startup [N]」のナビゲーターの傍ら、武蔵野大学アントレプレナー学部客員教授、名古屋大学 客員准教授。
【モデレータ-(Moderator)】
柴田 学 氏(Manabu SHIBATA)
= 関西学院大学人間福祉学部社会起業学科 専任講師、金城学院大学人間科学部非常勤講師
昭和59年(1984年)徳島県生まれ。大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は、社会的連帯経済(支え合いの経済活動)、コミュニティワーク論、社会福祉学。川崎医療福祉大学医療福祉学部助教、金城学院大学人間科学部専任講師・准教授を経て、現職。名古屋市守山区在住。生活協同組合コープあいち理事(2022年6月まで)、国際公共経済学会理事も務める。主な著書に『これからの社会的企業に求められるものは何か』(ミネルヴァ書房、2015年、共編著)、『なごやボランティア物語』(風媒社、2020年、共著)、『増進型地域福祉の展開』(同時代社、2022年、共著)など。現在は、多様性を尊重した社会起業教育の再考・カリキュラムデザインに関心を持っている。
宮原 知沙 氏(Chisa MIYAHARA)
= フリーランス|名城大学社会連携センター 社会連携アドバイザー
東海地域に根差した行政系シンクタンクに就職。幅広い分野の計画策定・調査業務に携わる。その中で「若者とつながりたい社会」と「若者」のGAPに課題を感じ、2017年4月、名城大学社会連携センターの設立と同時にコーディネーターとして着任。若者のやってみたい!を応援するshakeアクセラレーションプログラムDRAFTの運営や、社会人と大学をつなぐ公開講座の企画運営などに取り組む。現在、“自分がもっているものを探求する“”学ぶ“ということを見つめなおすためボイトレにチャレンジ中。
【グラフィックレコーダー(Graphic Recorder )】
後藤 恵理香 氏(Erica GOTO)
=Draw your Future 代表
絵や文字を用いて、リアルタイムに記録するグラフィック・レコーディングを中心に、話を可視化するビジュアル・プラクティショナー(可視化の実践者)。さまざまな背景をもつ個人と共に未来を描き、実現に向けて何ができるか?一緒に考えるきっかけづくりをしている。