東海圏は、日本のものづくり産業を支えてきた企業が集約しており、世界トップクラスの技術力を誇っています。近年では、大学の研究や技術を活用した、地域活性化をはじめとする社会問題解決の動きが広がりつつあります。それに伴い、産学官連携による取り組みや大学発ベンチャー企業数が増加しています。本イベントでは、修士課程(マスター)または、博士後期課程(ドクター)に在籍する若い研究者をお招きし、最先端の研究内容や技術を紹介していただきます。多方面の課題解決に向けて、大学の研究や技術を使い、社会に役立たせるコラボレーションを一緒に考えていきましょう!
【登壇者(Presenters) ※順不同】
星野 聖奈 氏(Sena Hoshino)
= 名古屋大学大学院工学研究科物質科学専攻松永研究室 博士後期課程2年
研究概要:こんにちは! 私はスーパーコンピューターを使って、半導体の“硬さ“について研究をしています!半導体で硬さ?と思う方も多いかと思いますが、実はいくつかの半導体は、光を当てただけで硬さが劇的に変わる世にも不思議な性質を持っています。本セクションでは、そんな半導体の変わった性質と、スパコンを用いた最新研究で明らかになったそのメカニズムについてお話しさせていただければと思います!
遠藤 彗 氏(Meguru Endo)
= 名古屋大学大学院工学研究科電子工学専攻
研究概要:私の研究は半導体窒化ガリウム結晶中の点欠陥評価です。
私たちが普段使う電力を制御している半導体も電力を消費しています。近年、省エネ化の意識の高まりから、半導体の消費電力を減らす必要がでてきました。窒化ガリウムは現在主流であるシリコンの約1/1000の電力で動作が可能であるため注目を集めています。しかし、結晶中の欠陥の影響で本来の性能を発揮できていません。そのため、どんな欠陥があるのかを把握し、欠陥を減らす必要があります。
私の発表では、欠陥とは?一体どのように評価しているのか?といったことを話したいと思っています!
【モデレータ-( Moderator)】
袖浦 雄也 氏(Yuya SODEURA)
= NAGOYA CONNÉCT Programming Partner