ABOUT THE SESSION
今、日本では、労働人口の減少、働く側の価値観の変化、顧客ニーズの多様化と国際化などの背景で、「ダイバーシティ」の推進が行われ、女性の社会進出とそれに伴う働き方改革や子育ての様々な支援が進んでいる。2020年女性管理職比率30%目標。2025年男性の育児休業取得率30%目標。「産後ケア事業」自治体努力義務化。社内保育の浸透。女性起業家や女性リーダーの活躍がメディアを賑わせ、InstagramやYouTubeなどSNSでは、副業で稼ぐカリスマ主婦が次々誕生する。  果たして、女性たちは幸せになったのか。  女性の社会進出が進めば進むほど、当然晩婚化少子化問題も加速する。また、実は、日本では、専業主婦の方が働く女性より幸福度が高いという調査もある。また、新型コロナウィルスの感染拡大は、働き方もライフスタイルも家族の在り方も一気に変容させたが、女性たちの価値観にはどう影響があったのか。ショッキングな話では、コロナ禍、ママの不安は募るばかりで産後うつも2.5倍に増えている。今、何が起きているのか。  「ダイバーシティ」が真に浸透し、誰も取り残されない社会を創造するには、政策、企業施策、サービス、そして、多様な価値観をシームレスに繋ぐグランドデザインが必要だ。今、欠けているものとは何か。社会変容の狭間で、置いてきぼりのファクターとは何か。 本セッションでは、医師女性起業家「Rubans-“ママと産前産後ケアの専門家つなぐサービス” 」共同代表の山﨑ゆか氏、同じく共同代表の後藤友美氏、「パブリックアフェアーズ」にて、コンサルティング&パブリック領域の人材事業の企画運営を行う草野百合子氏、さらに、シリコンバレーでスタートアップ・新規事業支援やオープンイノベーションに従事する「Scrum Ventures」大嶋紗季氏を迎え、真の「ダイバーシティ」のデザインについて、問い直していく。子育てを取り巻く環境の何気ない男女バイアスから、政策の意思決定の場のダイバーシティ、日本と海外の女性リーダー事情まで、あらゆる角度から「女性とダイバーシティ」を語り合う一時間。  モデレーターは、ソーシャルインキュベーター「Spero」の代表で、Rubans誕生のきっかけとなったアクセラレーターを運営した高橋ひかり。
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March 4, 2021